パラオ

1.パラオの海は凄い
2.ペリリュー島

3.アントニオ猪木と遭遇
4.ドルフィンズ・パシフィック



2007年 パラオダイビングへ

'03年1月


1.パラオの海は凄い

ダイバー憧れの海、パラオに行ってみたいな~と考えていたところ、仙台発グアム経由パラオ行きのパッケージツアーがあるということで、H.I.S.にて予約

乗換えのグアム空港でアントニオ猪木に出会って(別ページ)、舞い上がったまま、真夜中にパラオ到着、パレイシアホテルにチェックイン
徒歩圏内にスーパーやレストラン、ネットカフェなどがあって、とても便利でした

Dサービスは ブルーマーリン BLUE MARLIN


初日は私たちともう1カップルの4人で悠々ダイビング
Chiがその女性に「どこかで聞いたことある声なんですが、TVに出てませんでしたか?」と言ったら、何と、当時「トヨタ、ファンカーゴ」の早口CMをしていた声優さんでした
夫婦ともピカチュウにも出ていたらしい。いろいろな声をやってもらって、大感激でした。

シャンデリア・ケーブという水中鍾乳洞のスポット
初めて見る水中に垂れ下がった鍾乳石に感動



奥の方で一旦浮上、ちょっと空気が悪かったけど、鍾乳洞散歩ができました
そして洞窟に響く声優実演会も楽しかった



ジャーマンチャネル、ウーロンチャネル、ブルーホール、ブルーコーナーなどパラオの有名スポットでは、急な流れがあったりしてビビリながらも、大物の群れを満喫

ギンガメアジ



ホウセキキントキ


ブルーホール




ブルーホールに根付いているウコンハネガイ


ブルーコーナーではマダラトビエイが悠々と




2.ペリリュー島

パラオ・コロール島からスピードボートで2時間余り
ちょうどペリリュー島とアンガウル島の間にあるペリリューコーナーというポイントで潜りました


流れが速く上級者向けと言われるペリリューコーナーで、当時140本の経験で大丈夫かな~とちょっとビビりながらエントリー
いきなりのドロップオフ。アカモンガラが流されていました


大物が出るよ~、と言われていましたが、早速ナポレオンがヒュ~~~ッと


眼下をサメがビュ~~~ッと


マグロもスィ~~~ッと


マンタかと思ったら、普通のイトマキエイが遠くに


タイマイがス~イスイッと


もちろんドリフトダイビングでした

EXITの時にはイントラの合図とともに、流れに任せて息を吐きながら浮上するように言われていたのですが、ホントにピュ~~~ッと浮上しました

その途中で遠くにカジキマグロの群れがあっという間に通り過ぎて行った、、、
写真を撮る暇もなく、確かにノコギリのような鼻と、あの背ビレがピンと立った姿がボ~~~ッと記憶の中に、、、

EXIT後、イントラの石浦さんも初めてということで、みんなで「あれっ、見たよね」と大興奮でした


ペリリューコーナーの近くの桟橋からランチタイムに上陸したのですが、まったく人気がなく、とにかく暑かった


木陰を利用しながら5分ほどジャングルっぽい中を歩いていくと、朽ち果てた戦車や大砲を発見
あ~戦地だったんだと思わず合掌。写真は撮る気にはなれませんでした


この写真の奥に見えるビーチがオレンジビーチ
ここからアメリカ軍が上陸したのだとは、この時はまだ知りませんでした



ペリリュー島からの帰り道はロックアイランドの中をクルーズ
ボートのドライバー、フリンちゃんが、素晴らしいテクニックで高速で島々の間を駆け巡ってくれました


 「パラオ松島」と呼ばれている島々が絶景


その島の一つに旧日本軍の壕があるということで立ち寄りましたが、洞窟に黒くなった鍋やヘルメットのようなものがあり、思わず合掌

16時頃でもまだ日差しは強かったな~




P.S. 2015年4月、天皇皇后両陛下が慰霊のためパラオのペリリュー島を訪問しました

もちろんパラオが日本の旧委任統治領で太平洋戦争の戦場になった地域だとは知っていましたが、今回いろいろ報道されるまで、ペリリュー島がそれほどの激戦地だったとは知りませんでした

天皇陛下が「太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてならない」と述べて、沖縄やサイパン訪問に続いて、この地を訪問したことに、深い感動を覚えました

両陛下がアンガウル島に向かって拝礼している様子をTVで、あの海かな~、と思って見入っていました


私たちがいつもダイビングでお世話になっている太平洋の島々には、どこに行っても陸上や海中に戦争の跡が残っています
そうした歴史を忘れることなく、美しい海を楽しめることに感謝しながら、訪問して,、潜っていたつもりでしたが、あらためてその思いを強くしました

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