2007年

1.チューリヒ〜ツェルマット
2.ツェルマット〜マッターホルン
3.氷河特急
4.サン・モリッツ
5.バート・ラガッツ
6.チューリヒ
7.ベルン
8.シュツットガルト
9.フランクフルト
10.南回りヨーロッパ行き
  a.なぜそうなったか



10.南回りヨーロッパ行き(クアラルンプール KLIA)

 '07年4月25日(水)、仕事を定時で終わらせて、ダッシュで成田へ。22時半頃ホテル到着してホリディイン東部成田で前泊。ちょっと古いけど、安くて(1部屋8600円)快適でした。

 4月26日、成田定刻10時30分発、マレーシアのクアラルンプール空港(KLIA)へは予定より20分ほど遅れの17時5分着(日本−1時間)、7時間半の空の旅。
 機材はボーイング最新型777の280人乗り。2−5−2のシートは初体験、窓側の2席でラッキー、と思ったら翼の上。

 丁度12時にランチが出て、シーフードセットはGOOD!ビール、ワインも無料でますますGOOD!
 映画も44チャンネルも流れていましたが、字幕無しで見れる邦画「涙そうそう」(妻夫木聡、長澤まさみ)を選択。涙腺の弱いYu&Chiはティッシュ1袋を使い切った。沖縄ロケの映画はそれだけでGOOD!

 成田からスイス直行だと12時間半。マレーシアからスイスまでも12時間半。ってことは成田からマレーシアまでの7時間半と乗り継ぎ待ちの6時間半は、ある意味まったく無駄な時間だということになります。でも南回りを選んだ以上、この14時間を有意義に過ごさなければ。

 ’94年と’96年に仙台発シンガポール(チャンギ空港)経由でニュージーランドに行きましたが、その時のチャンギ空港もかなり大きかった。
 今回のKLIAは東洋一の空港ということで、それよりもすごいらしく、かなり期待していきました。ネットからもいろいろな事前情報を入手、万全です。

 やはりでかい(@_@) とりあえずスイス行き出発ゲートを含めいろいろ散策。
 歩き疲れたところで事前情報で入手していたプレミアムラウンジへ。一人80RM(マレーシアリンギ、1RM=40円)を払って中で休憩。

 中に入るとゆったりした広さにソファーが並んでいて、軽食食べ放題(ピリ辛ビーフン最高)、ビール(カールスバーグ)飲み放題、ビールの飲めないChiはカプチーノ(日本のファミレスレベルのより断然美味しい)飲み放題。インターネットし放題、シャワー(タオル付)浴び放題、パターゴルフし放題、ゆったりソファーで寝放題。3200円でこれはすごい。

 軽食コーナー



 このピリ辛ビーフンが最高



 カールスバーグ飲み放題(^_^)v


 すぐ「元を取る」ことを目指すYu&Chiの悪い癖で、滑走路を眺めながら、お腹一杯。そしてChiはシャワーへ。その後Yuはシャワーを浴びて、またカールスバーグを飲みました(^^)v


 ラウンジで6時間ほど快適に過ごした後、KLIA定刻23:45(日本時間0:45)出発。さすがに眠いので、席に着くなりマスク(アイマスクじゃなく口にマスク)して睡眠突入。

 ふっと目が覚めたら食事を配っていたのでとりあえず食べてワイン飲んで、2時過ぎにまたウトウト。

 液晶モニターには、映画ではなく、最近の国際線には必ずある飛行状況を映しておいて、ふっと目覚める度にチェック。

 アンダマン海を経て、ヒマラヤ山脈の南、インド北部を通過、パキスタン、アフガニスタン、トリクメニスタンなどスタン諸国を通過。カザフスタンもあった。ここで’97年フランスW杯予選の時、加茂監督が更迭されたんだなー、と頭によぎる。そういえば日本代表も中央アジア遠征の時、マレーシアやシンガポール乗換えで行ってるようだが、このルートを飛んでるんだなどと夢うつつ。。。

 カスピ海を横断して黒海北側の旧ソ連諸国へ。あまり聞いた事のない地名が続く。あと3時間くらいになり、やっと東ヨーロッパ諸国が出てきて、また食事タイム。

 Teaを待っていたら水が無くてできないらしい。ハプニング!トイレの手洗い水も出ない(@_@)アクシデント!私たちは手持ちのウェットティッシュで急場をしのいだが、トイレから出てきた人たちが、手のやり場に困っている感じ。水って一番大切なのに。。。せっかく快適だったマレーシア航空にイエローカード!

 あと2時間を切り、クロアチア、スロベニア、セルビア、ボスニアヘルツェゴビナなど、現代表監督オシムゆかりの地名が続々。そしてオーストリア、スイス、チューリヒがやっと見えてきた。

 予定より5分遅れの6時20分(日本時間13時)に無事到着。12時間半飛んで、5分しか遅れないってすごいもんだ。その間ほとんど食って、飲んで、寝た〜(^_^;)

−−−−−

 帰りはフランクフルトのホテルを8時半(日本時間15時半)に出て、12時間弱飛んでマレーシアKLIAへ。乗り継いで6時間半飛んで、通算32時間半の移動で無事仙台に到着しました。

 最終の新幹線21時32分発に間に合うかが、最後の難関でしたが、マレーシアからは220km/hの追い風に乗り、予定より30分も早い18時45分に成田に着いたので、楽勝でした。

 HIS竹内さんにも、「もう1泊必要になるかも」と心配していただいてましたが、助かりました。



a.なぜそうなったか

 一緒にダイビングに行ったりしている知人のMちゃんですが、旦那のYz君が、昨年12月末からスイスのチューリッヒに単身赴任しています。

 そのMちゃんがGW頃に行く予定で計画を立てていたので、私たちもそれに便乗。2月初めにいつものHIS竹内さんへ航空券の予約に行きました。
 そしたら直行便はもちろん、ヨーロッパ各都市経由便も含めて、既にほとんどの便がキャンセル待ち状態。特に4/28(土)出国、5/6(日)帰国の便はキャンセル待ちにすら入れない状態。
 それで今年の仕事の予定なら何とか休めそうだということで、4月26日(木)発の便を探してもらいました。

 「ロンドン経由のBA(ブリティッシュエアライン)が2席空いてます」と言われたので、Chi「イギリスに行ったら献血できなくなるんじゃない」、Yu「ビーフ食べなきゃいいんじゃない」、HIS竹内さん「ヒースロー空港(ロンドン)って警備がかなり厳しいらしいです」などと2、3分検討して、「んじゃ、それでお願いします」と言って予約入力しようとしたら、「もう満席になってました」、ひえ〜(@_@)

 それが長い戦い(キャンセル待ち)の始まりでした。アムステルダム(オランダ)までは行けそうという便もありましたが、そこから列車でスイスまでは1日以上、かなりきつい。
 ヨーロッパ各都市経由はかなり混んでるようで、スイスに直接行けるのなら、東南アジア経由の南回り(翌日到着)でもOKですよ、と頼みました。
 香港、シンガポール、マレーシア、タイ、台湾等、いろいろな経由候補地がありましたが、その辺りの便は、行きはOKでも帰りの5/6が超混んでるらしい。確かにGW後半の短期旅行の的になってるんでしょうね。

 ということで3月も終わり、すっかり諦めて、4月になって電話したところ、「マレーシア経由チューリッヒ行きが取れました。帰りはフランクフルト(ドイツ)からです」とのこと。ひえ〜(@_@)

 飛行機は確保。今度はスイスやドイツのホテルを予約するため、ホテル予約サイト「アップルワールド」など、ネット上を奔走しました。GWという習慣は日本だけなので、向こうのホテルはそれなりに空いてましたが、いろいろあり過ぎて、頭が爆発!予約確定まで至らず、その日は興奮してあまり眠れなかった(^_^;)

 それで翌日、Yz君が利用しているグリンデルワルト観光日本語案内所にSkype。もちろん日本人スタッフが丁寧に応対してくれて、氷河鉄道の予約なども含めてお願いしました。
 ただし値段も1部屋1万円以内というのもありましたが、さすがに共同バスというレベルは×ですよと伝えました。Skypeの威力が十二分に発揮されました。

 その日から3日間、いろいろ長々とSkypeして電話代100円くらい。最終確認書類はメールで、ヴァウチャーもメールで、クレジットカード番号はSkypeで伝えました。

 その他ドイツのホテルはアップルワールドで予約し、前泊の成田のホテルや新幹線などもバタバタと予約。出発まで3週間ぐらいしかなくても何とかなるもんだ(^_^)v
 ネットやSkypeが無かったらこうすんなりとはいかなかったはずで、便利な世の中になったもんです。