1.チューリヒ〜ツェルマット 2.ツェルマット〜マッターホルン 3.氷河特急 4.サン・モリッツ 5.バート・ラガッツ 6.チューリヒ 7.ベルン 8.シュツットガルト 9.フランクフルト 10.南回りヨーロッパ行き |
1.チューリヒ〜ツェルマット from Zurich to Zermatt '07年4月27日6時半、KLIA から順調な飛行で、チューリッヒ到着。チューリヒ空港もでかい。降りるとすぐスカイメトロに乗って入国ゲートへ。スカイメトロは成田で言うシャトルですが、高速地下鉄で、2駅分くらいの距離。それだけ広いってこと。 パスポート・チェックはスタンプなしで即OK。スイス入国の証しが無い、残念。 出口にはスイス風の格好をしたおねーさん達がいて、一緒に写真。'Thank you. Danke.'と言ったら「気を付けて〜」と日本語で返された。 空港からスイス国鉄SBBに乗ってチューリヒ中央駅 Zurich HB へ行くのですが、チューリヒ行きという表示は無く、イマイチ案内がわからない。 ヨーロッパの鉄道駅に改札が無いのは、ドイツで経験済みですが、そのままホームまで入って行くってのはイマイチ不安でした。もちろんスイスレールパス(夫婦割引8日間615SFで乗り放題、1SF=100円)は持ってましたが。。。 旅行客らしき人に聞いたら、「7:32でこのホーム」ということでOK。Sバーン2、21、24に乗れば良いようですが、Zurich HB が終点ではなく、その先の Zug などが表示してありました。10分ほどで到着。朝のラッシュ時間帯かと思っていたら、通勤客らしき人はそれなりにいるものの、ほとんど混んでなく拍子抜け。 大きい荷物を駅の近くのホテル・リマートホフ(3日後に滞在予定)に預けに行く。車やトラム(市電)も次々通るが、横断歩道はすぐ青になるし、車が来なけりゃすぐ渡るし、あまり立ち止まらずに歩けました。 KIOSKでビールと水を購入、evian500ml、3.5SF、高い(@_@) 9時発ブリークBrig行IC(都市間特急)2等自由席は、次駅ベルンBern(スイスの首都って知らなかった)までは、ほぼ満席の1時間でしたが、そこからはガラガラ。ブリーク着11時40分までは車窓を眺めてあっという間。ドイツの風景にも似てるし、北海道っぽい感じもするのどかな田園風景。 ブリークでツェルマット行RE(各駅停車)に乗換え、信州方面を思わせるような山岳風景の中を、レールをきしませながら登って行く。桜並木が多く、ここで花見ができるとは、ラッキー。 隣のBox席の中国人学生(上海出身、ニューヨーク留学中、男1女2)がかなり騒がしい。HIS専用車両があり、数人の日本人が乗っていた。 あっという間の1時間半で、Yz君Mちゃん夫妻が先乗りしているツェルマットZermattに定刻通り13時半に到着。仙台を出てから実に51時間、長かった。。。 さあマッターホルンに登るぞ〜←大げさ(^_^;) 2.ツェルマット〜マッターホルン from Zermatt to Matterhorn ツェルマットは標高1620m、天気がすごく良い。気温は12℃くらいで、日なたは長袖1枚でも可。半袖Tシャツ着てるのは欧米かっ。ホテルまで歩きながら振り返ると、マッターホルン(4478m)が「早く来い」と呼んでいる。 ホテル・プリマベラにチェックインする前に、すぐそばのスネガ展望台行ケーブルカー乗り場を覗いたら、トンネルから冷たい風が寂しく吹き降ろしている。ガーン、5月末まで休みだってさ。Chiが期待していたライ湖に映る「逆さマーッターホルン」は夢と消えた。 街の中の移動は10〜15分おきにやってくる電気バス(E−Bus、無料)に乗ればどこにでも行けるそうだ。気を取り直して、そのバスに乗り街の西端のロープウェイ乗り場へ。 これはヨーロッパで一番高いクライン・マッターホルン展望台(3883m)まで乗り継いで行けるが、途中身体を慣らしながら行かないと、高山病の恐れがあるそうで、この時間から行くのはちょっと無理ということで断念。ちなみにYz君Mちゃんは朝から行ったそうだ。 途中の標高2583mのシュヴァルツゼー(湖)展望台まで約10分。スイスパス利用で25%割引の往復21SF。展望台レストハウスも全部休業中。 ここは高さではクライン・マッターホルン展望台に負けるけど、水平距離では一番近いのだ。しかも北壁が見えるのはここだけ(^_^)v うっすらと雲がかかったマッターホルン北壁、とにかく目の前まで来た。すげ〜、すげ〜、きれい〜o(^-^)o スイスに来た証し、とばかりに写真撮りまくり。湖はほとんど凍っていた。 Yu&Chi初体験の高さ(カナダのスキー場ウィスラー山頂2182mがそれまでの最高)でも空気は薄くない。風が冷たく5℃以下だろう。スキージャンパー着用で丁度良い。スキー客もかなりいた。今度は是非スキーで来たいな〜(^_^)v マッターホルンを満喫した後は、スイスでの最初の食事。Yz君Mちゃんとスイス郷土料理の店STADELへ。一般的に海外での食事は量が多いので、いろいろな料理を1皿ずつ頼んでシェアすることに。 コルドンブルー(写真奥左、仔牛とチーズとハムのカツ、ポテトフライ付) 36SF(1SF=100円)、ゴートブルスト(写真中左、山羊のソーセージ、ポテト付) 20SF、サラダ(写真手前) 上の写真を4人でシェアするとこうなります↓ 料理人Yz君が綺麗に盛り付けてくれました。 この料理が出てくる前に、フランスパンを軽く一切れずつ食べました。店の人は1人1皿ずつ食べると思ってか、初めは取り皿など出してくれませんでした。 で、やはり取り皿が必要なので、Yuが「プレィト フォー(指で4本) プリーズ」と言いました。そしたらなぜかパンがまた4切れ出てきてしまいました(@_@) もう一度”Plate”と言って、手で丸く示して、皿が並んでいる所を指差して、理解してもらいました(^_^;) 店員も「オ〜ッ」と言って笑ってました。発音悪いのか〜(>_<) プレィト=Plate=平らな丸い皿、Dish(大皿)から各人が取り分ける皿 ブレッド=Bread=食パン こんなことが後々2回もありました。Yuは仙台弁で訛ってるからな〜(←だからか?(^_^;) ホテル・プリマベラ Primavera は1泊朝食付、2人で168SF。ツェルマット駅から歩いて15分くらい。スネガ展望台行ケーブルカー乗り場の上の方にあります。手動でドアを開閉するエレベーターなど、設備は古いですが、部屋はきれいでバスタブもありました。 朝起きたらベランダからマッターホルンが「おはようございます」↓圧巻でした。朝食ビュッフェもハムやフルーツなど豊富で美味しかったです。 3.氷河特急 Glacier Express/from Zermatt to St.Moritz 4月28日、今日も朝から天気が良い。 ↓駅へ向かう途中 ツェルマット9時48分発サンモリッツ行、氷河特急(Glacier Express グレーシャー・エクスプレス)、車内はテーブル付きBox席4人掛け。シートはリクライニングしないが2列+2列で新幹線よりゆったりな感じ。窓は広く、天井の角まで窓になっている。 もちろんカーブでは揺れますが振動などほとんど無く快適。ぼんやりする暇もなく景色に夢中。窓に車内の光が反射して写真を撮り難いのが難点。イヤホンで日本語案内も流れます。 Yz君Mちゃん夫妻とは席が離れているけど同じ車両。KIOSKで買ったスイスビールFELDSCHLOSSCHEN ORIGINALで早速乾杯。 途中Box席の隣に犬を連れたスイス人?女性2人連れが乗ってきた。ヨーロッパでは普通の光景かもしれないが、私たちは苦手。座って抱きかかえようとしたので、Chiのところに尻尾が。Chiが”I don't like dogs.”と言ったら「フーン」って感じで犬をテーブルの下に潜らせた。でもスイスの犬は、訓練されてから飼うそうで、とても静かでした。 「郷に入れば郷に従え」と言いますが、いやなものはいやとはっきり主張するのも必要です。 ランチ↑ 仔牛肉のクア風クリーム煮キノコ添え、麦米、ササギ、カリフラワ− サラダとデザートもついて1人30SF。ビールは無料だった。ウェイターは台車を使わず、トレイを両手に持って時折左右に揺れる車内を配っている。 アンデルマットの町が見えてきた↓ ここ(1433m)から急勾配で2033mまで登る。 オリジナルワイングラス(16SF)↓ 急勾配でもこぼれない!? 雪山の景色から始まり、タンポポや菜の花が一面に咲く春先の田園風景まで、ほんとに見ていて飽きない。日本の山に比べて急斜面が多いなという印象。「ハイジの町」らしい景色も次々。 昨日も見かけたけど、あちこちに桜並木。満開〜葉桜まで、これもいろいろ楽しめました。 クライマックスは65mの峡谷に架かるランドヴァッサー橋。乗客が皆右側に寄りました。 飲んだり食べたりしながら、あっという間の8時間でした。サンモリッツ着、定刻17時58分。 この氷河特急のルートは、実は普通に在来線を乗り継いでも走行可能です。特にグリーク−ツェルマット間、チューク−サンモリッツ間は在来線と連結して走ります。 氷河特急の長所を挙げれば、座席指定可(スイスパスの他に指定料金2人で20SF)、乗換えが無い、Box席がゆったり、車内で飲食が注文できる、案内放送があるってところかな。 逆に在来線なら、食事は自分で調達しなければないですが、窓が開けれて外の空気が吸える、写真も撮り易い、途中下車してハイジっぽい町の散策ができる、時間があれば途中で宿泊もしながら2日ぐらいかけて移動するのもいいかな。 いやっ、ホントそう思える町がたくさんありました。沿道にバイク2人乗りツーリングも多く見かけました。やってみたい(^_^)v |